【あずさ書店の販売代理システム】

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ここでは、本を作った方の代わりにあずさ書店が全国に本を市販するシステムを紹介します。本を作りたいがどうやって売ろうかという人、また取次への窓口のない版元にとっては、便利な販売方法です。

あずさ書店は、トーハン、大阪屋、太洋社、栗田出版、地方小出版流通センターと取引があります。したがって、全国のすべての本屋さんに本を供給でき、また約3分の2の本屋さんの店頭で陳列してもらえます。このことは読者への販売を実施していく上で大きなチャンネルになります。メディアなどを通して読者に出版物を認知してもらっても、店頭に陳列がないことが大きなビジネスチャンスの喪失につながることは、出版界におられる方はよくご存知だと思います。そうしたロスの解消のためにも、あずさ書店の代理販売システムをご利用ください。

【代理販売の条件】

1.       あずさ書店から各取次店へは定価の67%で納品します。また新刊委託については定価の5%を控除されます。

2.       新刊後の注文品については、上記の5%控除はありません。各取次店への納品は定価の67%です。

3.       あずさ書店は取扱い手数料として定価の7%をいただきます。したがって、あずさ書店から委託者へのお支払いは新刊委託で定価の55%、注文品で定価の60%です。

4.       お支払いは取次店からの入金後5日以内です(したがって新刊の場合で7か月強、注文で約2か月です。具体的には、25日締め切り翌月末日払いが取次店の扱いです。1月26日から2月25日までの納品は2月25日締め切り、注文納品は2月末入金、新刊納品は8月末入金です)。ただし、返品は数年後でも生じるので、これに備えて若干の支払留保をします。

5.       ISBN番号とバーコードは表示します。定価は出版業界ルールに従って表示します。本に挟み込む売上短冊にもISBN番号を印刷します。

6.       新刊は、「見本本」を取次店に渡した後、取次店からの指示に従って納品します。納品は通常、見本を提出後2日目(土日除く)です。見本提出のため、無償本25冊が必要です。

7.       あずさ書店が在庫を保管・納品する場合は実費をいただきます。返品については、運賃実費をいただきます。

8.       在庫本はあずさ書店にある程度の部数を注文品納品のために置き、50〜100冊単位で補充します。それ以上の在庫をあずさ書店がおあずかりする場合は実費をいただきます。

これ以外のことについては、相談して決めましょう。また、上記の条件の変更も相談に応じます。