小川弘著、A５判、上製本箱入り、2002年８月20日発行、本体価格3800円
ISBN4-900354-60-0
著者は元東京教育大学文学部教授・文学博士。著者の長年の研究成果を本書にこめて書き下ろしたものです。
わが国哲学研究が哲学史に偏して、理論哲学の深化が欠ける中で、認識論哲学の金字塔と評価されています。
認識論哲学の観念論・実在論論争に、運動実在論の立場から考察を加えています。超越神信仰と霊的生命信仰の原初的形態を考察し、信仰類型と哲学類型の対応を述べます。カントの誤り、大塚久雄の誤りなどにも具体的に言及しています。
著者紹介＝大正９年台湾台北市に生まれる。1944年東京商科大学（現一橋大学）卒業。1953年東京教育大学大学院博士課程修了。元東京教育大学文学部（哲学科哲学）教授。元筑波大学教授（1984年定年退職）。文学博士。ここをクリックすると、本書の「まえがき」および「序文」を読むことができます。
本書は、19、20、22、65、66、116、117、294、388、461、474、518、519、535の各ページおよび奥付についてわずかな修正を加え、2002年11月24日に２刷を発行しました。
『週刊読書人』2003年２月28日号（2476号）に、本書の書評が掲載されました。
『図書新聞』2003年２月８日号（2617号）に、本書の書評が掲載されました。